兵通研集会は「地域の実践から学ぼう!」をメインテーマに講師お二人に講演をいただきました。
1コマ目、京都府舞鶴市から西澤心氏にお越しいただき、障害者の作業所からフレンチレストラン「ほのぼの屋」オープンに至るまでの経緯や障害を持つ従業員の方々との関わり合いなど熱く語っていただきました。
「働いてお給料をもらうことで、仲間が変わった。仕事ぶりが変わった。生活が変わった。夢やビジョンを持てるようになった。プロフェッショナルになり、リーダーシップをとるようになった。働くことが人を成長させるんだ。」とディーセント・ワーク実践中の仲間の活き活きとした様子を紹介いただきました。
2コマ目、和歌山県紀ノ川市勤務の手話通訳士である福井昭子氏にお越しいただき、どのようにして正職員設置が実現したのか、正職員になるとどんなことができるのか・・・などお話いただきました。
手話教室出前講座の講師派遣事業や高齢聴覚障害者が利用しているデイサービス事業所へのサポート、介護や医療関係者と連携した支援体制作りや、問題を整理して他機関と役割分担をしながらの総合的な支援体制作り、東日本大震災時の手話通訳派遣対応など、さまざまな実践を紹介下さいました。
そして「制度を変えていくには、身近な事例から考えることが大切。身近に困った人がいる?災害が起こった時にはどうなる?こんな風になればいいのに・・・こうなれば暮らしやすいのに・・・このように一人一人が考えるところから始まる。」と想いのこもったメッセージを下さいました。
講演終了後、グループに分かれ、講演内容や兵庫の状況、私たちの活動について、意見交換をしました。短い時間でしたが、参加されたみなさんがどんなことを思われたか、お互いに共有することができたのではないかと思います。
では、次に6月の地域班活動です。
2地域で例会を開催し、ろう者のお話をじっくり聴くことができました。
感想をどうぞ!
<淡路地域班>
「淡路ふくろうの郷に入所の土居文子さんのお話しを聞こう」
日 時:6月15日(土)13:30~
場 所:南あわじ市緑市民センター
参加者:7名(健聴6名・ろう者1名)
―感想―
淡路ふくろうの郷に入所されているろう者の中では、最高齢(98歳)の土居さんを迎えて、話を聞きました。京都の呉服屋に生まれた10人兄姉の土居さんは、両親の愛情を一身に受け、10歳でろう学校に入学し、和裁の技術も身につけられました。大正・昭和・平成の長い人生を生きてこられ、戦争で2人の息子さんを亡くす等、悲しい過去をもっていますが、常に前向きです。ふくろうに入所されている弟さんのお世話もされるめんどうみのよいお姉さんです。「あと2年で100歳なの。」を繰り返され、心の支えにされているようです。98歳にして益々お元気な土居さんは堰を切ったようにとどまることなく約2時間、手、表情、体でエネルギッシュに話され魅力的な手話に引き込まれていきました。夢は海外旅行ですが、さしあたって11月には、入所の仲間と京都の映画村に行くようです。(H)
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| ふくろうの郷の入所者のお話を聴く |
<北播地域班>
「ろう者のお話を聞こう」
日 時:6月26日(水)19:30~21:30
場 所:滝野さんあいセンター
参加者:26名(健聴19名 ろう者7名)
―感想―
講師ご夫妻の人柄を表すような、優しく楽しい講演でした。聴覚障害者の方々が生活するうえで、どんな不便があるのか、それをクリアするためにどんなご苦労があったのかを垣間見られたように思います。後日、地元の聴覚障害者の方とお話しした時も、都市部と地方の情報量の差を感じておられました。手話を学ぶだけでなく、聴覚障害者の方々の生活を通して多くを学んでいかなければならないと改めて感じました。(M.S)

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